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都会は森の恋人 [日常]

この前のブログで取り上げた栃の実だが、
いただいてから3日が経過、徐々に水分が抜け、色も黒ずんで
きた。早く植木鉢植えなければとは思っているが、
都会では土すら容易に手に入らない。
情けない話しだが、明日にでも園芸ショップなどで
買ってこようかと思う。

今回、栃の実を手の上で感じながらあるプランを思いついた。
里親になって苗を育てて、それを森に返す
ことがひとつのムーブメントになれば
楽しいなということである。都会生活者が森と繋がる
(森は海の恋人 by畠山重篤さん の都会版)
きっかけにもなる。
これからの世の中は、やろうという人がいい意味で
インターネットを使ってゲリラ的に繋がり、それが大きな
パワーとなるんじゃないか?
誰がリーダーで、予算はどれくらいで、期間はこれくらい、
効率を優先して、等々なんて関係ない世界。
善意で協力しようという人が集まればそれでいい、
口ばっかりはさむけど、何もやらない人はいらない。

盲導犬が成犬になるまで一般家庭で育てられ、愛情を
注がれ人間っていいものだと身体じ、
そして盲導犬として人間の役に立つと
いうシステムがある。都会のベランダで
たとえば栃を育て、鉢がはち切れる前つまり3年くらい
まで大切に育ててもらい、それを管理する山の
一角に最終的には戻す。
その実は一部、栃餅として、残りは別の協力者(都会人)
の元へ、という連鎖が生まれる。
都会で1000人に1人の協力者がいたら、東京だけで
単純に計算しても1万本以上、これはすごいことになる。

ほんの少しの勇気と、善意がこのプロジェクトを形にする。
なんたって、協力者一人ひとりの、その日その日に水をあげるときに
はじまる「おはよう」という掛け声や「こんなに育ってくれて
ありがとう」という気持ちが伝わった木であれば、
その思いが集まった最終的な森?はとても力強いパワーを
持つと思う。
どの人がどの木を提供したかなんて、わからない方がいい。
この森のどこかに、自分が育てた木が植わっていると
思えるだけで、心が大きくなる。
我が家の隣の部屋の男の子(多分6,7才)は毎朝
ベランダで水やりをしている、その姿はとてもかわいいものだし、
大人以上に、そういうチビッ子に参加してもらえれば
これ以上嬉しいことはない。
空を飛ぶ鳥を見ることが好きなJr.は将来水やり中なのに
空ばかり見るようになるのか、どうか。
でもその姿もまたいいものであろう。
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mykaira

素敵なアイデアですね。
私はいつも枯らせてしまうので・・・本当に苦手ですが。。。ベランダで枯れたまま土に還るより森にかえす方がエコになりますね。
by mykaira (2010-10-10 13:13) 

K

栃の木ってところが面白い。
栃の花から採れる蜂蜜は最高にうまい!
森を作る方法としては、カミネッコンという手もある。
自分も作って植えたが、数年後にはしっかりと森を形成し始める。
http://www.hokkaidojin.jp/issue/sp/200211/kitanomori_4.html

初コメントだが、たまに読んでるよ!また会おう。
by K (2010-11-09 21:13) 

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