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母と娘 浴衣での2ショット [日常]

品川のecuteでの出来事。
前から浴衣の母と娘の2ショット。
お子さんは小学生高学年か(一瞬だからかすかな記憶)。
どこかで花火大会があるのか、はたまた浴衣でのお買い物だったのか。
その光景があまりに新鮮で、まぶしくて、(ちょっと大げさですが)息を飲みました。

同時に、こういう光景を機会は少ないですが、日常として感じることができる日本という国を一段と好きになりました。(がっくりくることも多いですが)

何でよかったの~?という声も聞こえてきそうですが、あまり多くを語りたくは
ないですなぁ~。一言でいうと”仲むつまじさ”です。

話しは変わりますが、
太宰 治のきりぎりすの中の黄金風景を読んだことはありますか?
たった6Pですが、すこぶる良い文章です。太宰作品は好きになれないという方でも
ご一読後は、気持ちに変化が現れるかも。そんな内容です。

故太田静子さんと太宰氏との間に女児である太田治子さんがいらっしゃいますが、
治子さんも最も好きな文章と言っていました。
(と言われていたので、読んでみたわけです)

黄金風景の最後は、

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負けた。これは、いいことだ。そうでなければ、いけないのだ。かれらの勝利は、また私のあすの出発にも、
光を与える。
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で締めくくられています。すばらしいエンディングなんですが、
太宰氏は主人公がある光景を見て、感じたことを描写してみせています。
今日の親子の光景と一方は文字から読み取ることしかできない光景が
なんとなく近い印象を受けました。
ということで、ここに
黄金風景をご紹介しました。

よかったら是非ご一読を。

既に読んだことがある方は、ちょっとは気持ちをわかっていただけたかなっと。

Jr.が太宰作品に遭遇するのは、いつの日やら[野球]


きりぎりす (新潮文庫)

きりぎりす (新潮文庫)

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1974/09
  • メディア: 文庫



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